個人向け国債の種類について
国債の種類
国債の種類は、利払いの方式や発行時期などによっていろいろな種類があります。
まず利払いの方式で大きく分けると「利付債」「割引債」の2つ。
「利付債」は年2回利息を受け取れます。
「割引債」は額面から利息分を割り引いて発行され、償還時に額面金額が受け取れます。
また利付債には「確定利付債」と「変動利付債」があり、個人向け国債は、この「変動利付債」にあたります。
また、個人向け国債には変動利付10年タイプと固定利付5年タイプがあります。
変動利付10年タイプ
変動利付10年タイプは、半年ごとに実勢金利に応じて利息が支払われる変動金利タイプです。
安心して購入できるように、実勢金利が下がった場合でも年率0.05%の最低金利保証が設定されているのがポイントです。
10年タイプは10年が満期ですが、発行から1年が経過すると原則としていつでも額面にて政府が中途換金に応じてくれます。このため個人向け国債には価格変動リスクというものがありません。
中途換金の際には国債の口座を開設している金融機関に請求します。保有している国債の一部又は全部を中途換金することがきます。中途換金の手数料は、すでに利払いが行われた直近2回分(半年利払いなので1年分)の利子相当額となります。
なお、保有者が亡くなった場合や、災害救助法の適用対象となった場合には、1年未満であっても中途換金が可能となります。

固定利付5年タイプ
2006年1月から新たに発行されたものが、固定利付5年タイプです。満期まで固定された利子が支払われます。
商品としては預貯金に近く、利率の仕組みがわかりやすいことから人気があります。
5年タイプですので5年が満期ですが、10年タイプと違い、発行から2年の経過で中途換金に応じてくれます。
中途換金の手数料は、すでに利払いが行われた直近4回分(半年利払いなので2年分)の利子相当額となります。
保有者が亡くなった場合や、災害救助法の適用対象となった場合には、10年タイプと同様に、2年未満であっても中途換金が可能となります。5年満期の国債ですので、発行後5年経過すると元本が戻ってきます。

個人向け国債とこれまでの国債との違い
既存の国債と個人向け国債の最も大きな違いは、個人向け国債が「非市場性国債である」というところです。
個人向け国債は、市場では売買することができず、一定期間が過ぎた後は政府が額面で買い取ってくれます。
既存の国債の売却は、発行後いつでも可能ですが、そのときの金利情勢によって左右されてしまい、非常に不確定なものとなっています。しかし個人向け国債では政府が額面で買い取ってくれることにより、そういった不確実性を排除できたのが特徴です。
